2009年6月

自殺対策の強化は喫緊の課題

 今年5月末、警察庁から「平成20年における自殺の概要資料」が公表されました。「3万2249人」11年連続で3万人を超える深刻な結果となってしまいました。昨年9月のリーマンショックによる経済不況の影響が大きく、10月の自殺者数が例年より多いということ、また世代別では30代が増加傾向という特徴がありました。しかし、今回公表されたデータは全国規模のもので、県や地域ごとの特徴がまったくわからず、このデータのもとではきめ細やかな対応や対策は打つことができません。
 今回の実態報告を受け、自殺対策を考える議員有志の会としても、分析結果を確認しました。引き続き自殺者の急増が危惧されるなか、補正予算において自殺対策に100億円の基金が創設されることになりました。基金を有効に活用するためにも地域における自殺対策の強化は喫緊の課題であり、「データの有効活用」に向けて申し入れを行うことを決めました。これ以上、救える命を前にして、手を拱いているわけにはいきません。党派を超えより一層、関係省庁に働きかけていきます。