2007年7月

初めての徹夜国会

 今日(7月5日)、第166回通常国会が閉会しました。今国会は本当にいろいろなことがありましたが、6月29日から30日未明にかけて、徹夜国会を始めて経験しました。議論になっている年金問題の「社会保険庁改革関連法案」を28日の厚生労働委員会で、与党は強行採決し、翌29日の本会議で採決。その上、「天下りバンク法案」と言われる「国家公務員改正法案」を中間報告により強行採決をするという暴挙に出ました。
 7月5日まで12日間の会期延長は何だったのか。審議時間が残されているのに、参議院選挙を前に議論を続けると不利とみた政府・与党の数に物を言わせた暴挙と言わざるをえません。数では勝てない野党としては、柳沢厚生労働大臣、安倍総理大臣、そして鶴保厚生労働委員長の解任決議で対抗し、反対の意志を示しました。また、衆議院でも内閣不信任案が提出されました。

急遽、本会議で登壇

 私は急遽、「鶴保庸介・厚生労働委員長解任決議案」の趣旨説明を参議院本会議で行うことになりました。ヤジと怒号の中で柳沢厚生労働大臣、安倍総理の問責決議案が数の力で否決された後、私の登壇は夜の11時過ぎになりました。
 ゆっくり水飲んでからスタートしましたが、ヤジと怒号に負けないように大声を張り上げましたので、20分弱の時間でしたが熱気と興奮状態の中での演説で大変長く感じられました。思った以上に檀上は暑く、汗が滴り落ち、何回かハンカチを使いました。民主党の議員席からの「ハンカチおじさん。頑張れ!」という激励が聞こえ、思わず苦笑してしまいました。その意味では、落ち着いてできたのかも知れません。

中間報告という暴挙

 問責決議案、不信任案そして解任決議案などすべてが否決された後で、「国家公務員改正法案」の中間報告による採決の緊急動議が上程されました。中間報告とは、委員会での審議をストップして本会議で委員長から中間報告を求め、採決を図るという強行手段です。これは、国会における最も重要な審議を無視するという禁じ手で、過去にもあまり例がありません。
 会期は7月5日まであり、充分に審議時間がある中で行われた中間報告という手段による採決は、与党の国会軽視、特に「良識の府」「再考の府」と言われる参議院の根幹を揺るがす暴挙です。内閣委員会の藤原委員長(民主党)は、涙ながらに抗議の中間報告を行いました。私たち民主党は、委員長の報告が終わると同時に本会議場から退席し、抗議の態度を示しましたが、何とも言えない虚しさが残りました。

政権交代が必要

 徹夜国会は3時過ぎには終わりましたが、登壇による演説に加え、大声でヤジを飛ばし続けましたので声が嗄れてしまいました。その後も、興奮状態が収まらず、久し振りの徹夜になりました。次の日は、埼玉選挙区の「山根りゅうじ」議員の浦和事務所のお披露目に駆け付けて、お祝いの挨拶を行い、夜は高校の同期会と、大変に長い1日になりました。
 このような数の暴力が行われて良いのでしょうか。国民の目線に立って、国民のための政治が行われなければなりません。党利党略やメンツではなく慎重かつ深い議論の重要性を痛感しています。政治を変えなければ、日本を変えることはできません。参議院選挙で与野党逆転を実現し、何としても政権交代を目指さなければならないと考えます。皆さん、われわれ民主党にお力をお貸し下さい。