2006年1月

今こそ、「日本の良さ」を取り戻す時!

1月20日(金)第164回通常国会がスタートし、自民党は『改革国会』、民主党は『安全国会』と銘打ち、いよいよ論戦が始まりました。確かに、改革は必要ですが「改革にも、変えて良い事と変えてはならない事」があります。何よりも、安全と安心という生活の根幹が守られなければなりません。民主党は、子ども・食べもの・建てもの・乗りものなど生活の根幹にかかわる『安全』をテーマに掲げました。
 子どもを狙った残虐な事件、再度輸入停止となったBSE問題、アスベストから耐震強度偽装問題、連続した脱線事故など安全と安心という生活の根幹を揺るがす事件・事故が続いています。そして、ライブドアショックが起きました。真面目に働く者が報われ、正直者がバカを見ない社会の実現は急務です。「まさか!まさか!」が続きますが、「悪いことやおかしいこと」が明るみに出ることは良いことだと思います。
 これらの要因の多くは、強引に進める小泉改革にあると考えます。小泉総理と竹中大臣は「グローバルスタンダード」と言いながらアメリカンスタンダードを急激に日本に取り入れました。その結果が多くの問題を引き起こしているのではないでしょうか。人に対する思いやり・助け合い、そして血縁・地縁・職場の縁という人間関係を大切にする日本の歴史と伝統と文化を破壊したことに起因します。
 私は、一昨年11月の厚生労働委員会での初質問、そして昨年4月の本会議の質問でも時間を割いて、この問題点を強く主張しました。議員になって一年半、その思いが強まっています。高齢化による老後と介護、少子化による出産や子育て支援など日本が抱える根幹的な問題解決は、「人を愛し、故郷を愛し、国を愛する」という『日本の良さージャパニーズスタンダード』を取り戻すことにあると考えます。

 ここで、アメリカンスタンダードとジャパニーズスタンダードの違いを考えてみたいと思います。アメリカという国は、1492年コロンブスが発見して500年、1776年イギリスから独立して200年、しかし、実際は1850年からの南北戦争でリンカーンが奴隷を解放し、南北アメリカを統一して現在のアメリカ合衆国ができました。その意味では、150年ちょっとしか経っていない歴史の浅い国です。
 しかも世界から多くの移民が集まりました。人種も宗教も言語もイデオロギーも異なる人々によって創られた移民国家であり、多民族国家です。このような国を短期間で統一するために、「ダーウィズム」つまり「強いものしか生き残れない」というダーウィンの進化論が基本にあります。また、その中心がアングロサクソンの狩猟民族ですから、獲物を獲った者が最も強く、後の者は残りを分けてもらうという考え方です。
 ですから企業でいえば、社長が何十億円もの賃金をもらうのは当たり前。また働く人も、今いる森に獲物がいなくなれば獲物がいる森に移っていく、つまり転職が当然の国なのです。実力主義や能力主義が基本であり、勝ち組・負け組ができるのは仕方がないという考え方が基本的なルールです。その結果、自由主義そして市場経済至上主義の体制ができあがりました。

新年を迎え

 初春を迎え、皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。昨年は解散・総選挙をはじめ次々と「まさか!まさか!」と思われることが続きました。
 そんな中で、新人議員としては様々な議員活動を行うことができ、多くの貴重な経験を積むことができました。多忙の中にも充実した一年でもありました。これも皆様の温かいご支援とご協力のお陰と心より感謝申し上げます。
 それにしても連続する脱線事故や子どもを狙った残虐な事件、さらにはアスベスト問題から耐震強度偽装問題まで、安全と安心という私たちの生活の根幹を揺るがす本当に信じられない事件・事故が続きました。確かに行財政改革や人口減少問題など喫緊の課題が山積していますが、それ以上に「人」を大切にする日本の歴史と伝統と文化を取り戻さなければなりません。
 今こそ、人に対する思いやり・助け合い、そして血縁・地縁・職場の縁という人間関係を大切にし、人を愛するジャパニーズスタンダードを再構築しなければならない時だと考えます。「人を愛し、故郷を愛し、国を愛し、自然愛し、そして地球を愛する」そんな思いを大切に、今年も全力で頑張って参ります。
 本年が皆様にとりまして、より佳い年となりますよう心よりお祈り申し上げますとともに、変わらぬご指導とご鞭撻のほど宜しくお願い致します。